平成16年度第3回技術研修会 |
日時:2004年7月18日 13:00〜17:00 会場:本会事務所(長野市稲里町)会議室 出席者:小川、溜田、江本、山本、片桐、工藤、近藤、塩崎、宮入、窪田、亀山 以上11名 1.開 会 2.第3回技術研修会 テーマ 『長野県の住宅建築における省エネルギーとCO2削減の考え方』 講師:信州大学工学部 社会開発工学科 山下恭弘教授 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 長野県の住宅建築におけるエネルギーの考え方 山下教授 信州の快適な住まいを考える会(以下SAH会)の活動について ・信州には「なから」という文化があり、何か他に良いものがあるとコロコロ変わってしまい徹底した活動ができない。 ・信州は北海道などと比べ、冬の寒さが厳しくなく、冬の数ヶ月を我慢すれば良いという考え方もある。 高気密高断熱の住宅について 計画換気を行うのが当たり前だが、できていないものも多い。また、節電のために換気扇の電気を消してしまうことも多いため、シックハウス問題に繋がってしまっている。また、1000棟以上の住宅の気密性能のデータを分析した結果、近年次々と気密性の高い建物が増加しており、高気密競争になっている。 今後の方向性 残すべき建物を残しながら活用することと、省エネ化を根底においた提案をしていきたい。また、日本の建築で海外にも出せるブランドは無く、消費材としての認識しかない。 ドイツ等に例をみると、中世の建物や旧市街地を残し、外断熱と内断熱を併用している(外観を残したい建物は内断熱)。また、民間の研究機関において建物の性能を評価する機関がある(フランホーファー研究所、ドイツ)。 3.県産材利用プロジェクト第2回研究会 4.今後の予定 |
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